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2011年5月11日 (水)

ヤクイコ’11~2日目の黒部五郎岳

2011年5月3日(火)
Img_7763
立山から穂高への縦走路にあって、北に位置する薬師岳と対峙する南の黒部五郎岳はヤクイコツアーでも象徴的な山。基地である太郎平小屋から往復で8時間は必要な距離と1000mに近い累積標高を考えると天候と体力・気力のバランスが重要となり「オイ、ソレ」では、あの魅力的な北斜面を滑ることは出来ない。
ヤクイコへ4回目の参加となる我が家でも、初回は”無理”と遠征突撃隊を見送り、2008年さんすけは登頂&滑走を果たしたもののくには体調不良で断念。2009年には当初は目指したものの強風のため北ノ俣あたりで撤退と苦戦を強いられてきた。
今回「未踏なくにに体験させたい」というスナさんの厚意でツアー二日目のこの日にアタックすることとなった。
高曇りの穏やかな天候の中スタート。太郎山(2372m)へツボ足で向う。Img_7437
北ノ俣岳(2661m)への鞍部でシールを貼り長く緩い斜面を登る。Img_7441
赤木岳(2622m)をかわすあたりから遠い乗鞍岳(3025m、約35km)、御岳(3067m、約60km)が良く見えた。Img_7456
来たみちを振り返ると北ノ俣東面はすばらしく大きく、真っ白だった。Img_7463
中俣乗越をこえたあたりから間近に迫る黒部五郎岳(中ノ俣岳)がドンとでかい。Img_7469
鞍部から大きな一枚斜面を黒部川源頭域を背にジグを切り登り始める。Img_7471
西を見ると加賀の白山(2702m、約70km)が白く大きく良く見えた。来年あたり訪ねてみたい山。Img_7475
北には薬師岳(2926m)の肩あたりに立山(3015m)、剣岳(2999m)も見渡せる。Img_7477
遠くの山々から雲ノ平、水晶(黒)岳、赤牛岳、鷲羽岳、槍ヶ岳、穂高、笠ヶ岳といった近くの山まで、曇りがちではあったが本当によくきれいに見え励まされた。が、山頂が近付くにつれ斜面が徐々にきつく、硬くなってくるなか慎重に歩を進める。Img_7479
標高2750mあたりでキックターンが厳しくなってきたのでスキーでのシール登高からアイゼンへ切り替える。落ちないようスキーやザックを流さぬよう足場を固め作業をし、蹴つまずかぬよう慎重に一歩一歩登る。Img_7482
7時に小屋を出て5時間かかって、10年越しでやっと2人そろって黒部五郎の頂(2839m)を踏む。スナさんwatari君には大変お世話になりました。Img_7484
じっくり休んで景色を楽しんだら、来た道より消耗した分、辛い歩きが待ってるぞ。と幾分、落ち込みながら滑り始めてみると、登りでシャリシャリとウインドパックな表面氷がやらしかった北斜面の雪面は滑るに丁度の按配となってワシらを歓迎してくれた。まさに疲れが吹き飛ぶ快適な滑り。雄大な景色を目に焼き付けながら、大きな大きな斜面を4人だけで気持ちよく滑った。
スナさんImg_7516
くにImg_7537
watari君Img_7564
さんすけP1100216
赤木岳付近の大きな雪庇を往路は下側を滑って通過したが、登り基調となる復路は安全策を取って稜線伝いに進んだ。Img_7618
14時ころから風が募り雪まで舞い始めた中、2,3組の雷鳥カップルがワシらの前後をチョコマカと歩いてくれるので和む。Img_7619
北ノ俣を越えるころから本格的な降りとなり気温も下がってきたので、ジャケットを着込み、手袋を厚手に、サングラスをゴーグルに換え、粉雪を踏みしめ・蹴散らしながら暖かい小屋に急いだ。Img_7654


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コメント

五郎の大斜面は記憶に残る滑りやすさでした。
タイミングがあえば、また行きたいところです。

投稿: スナ | 2011年5月14日 (土) 19時55分

あの斜面はホンマ良かったです。是非、また行きましょう。
しかし、
1時間ほど、お待たせしたのは我が家の課題。長く歩いても大丈夫なよう、ブーツなどの調整と体力面をきちんと考えてきます。

投稿: さんすけ | 2011年5月15日 (日) 00時56分

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